Marshall LEAD 100 MOSFET Model 3210

100Wハイパワー・ソリッドステートヘッド

Model No.3210　(1984-1991)
Power : 100 Watts inst4 Ohm
　　　　80 Watts RMS inst8 Ohm
　　　　50 Watts RMS inst16 Ohm
Priamp=Transister
Poweramp=Transister　
Channel : 2
Knob Boost : GAIN(LX4020 R1378539) VOLUME(A100K) TONE(A100K)
Knpb Normal : VOLUME(A1M) TREBL(B220K) MIDLE(B22K) BASS(A1M)
Knob Master : REVERB(B22K) VOLUME(B4.7K)
Input : 1
Output : SPEAKERX2 LINEOUT SEND RETURN
Revreb : 〇
Send-Return : 〇
Speaker : ×
Dimensions (W x H x D)mm：620×250×230
Weight (Kg)：12.9

Marshall MOSFET3210はトランジスタならではのレスポンスとブライトなトーンが特徴ですが、JCM800系のサウンドをしっかりと継承しており、動画などを見ても3210のファンは多く、皆さん良い音を出しています。　Marshall MOSFET3210は、ARTIST30 3203のオールトランジスタバージョンで、真空管が主流だったマーシャルヘッドでは珍しい大出力の100W 2チャネルソリッドステート(トランジスタ)アンプとなります。

外寸がJC800等のボディー(幅740mm)より一廻り小さく620mmとなるため、コンパクトで軽く扱いやすい。
また、同時に発売された専用キャビネット1965Aと1965Bも3210に合わせたサイズとなっており、コンパクトで有りながら大出力の3段積みを実現している。

プリント基板は一枚に集約されており、マーシャルの歪系エフェクター"「The Guv'nor」" ガバナー同様、クリッピング用のLEDが2個セットで2カ所に4つ設けられています。

また、操作パネルの一番左側にある"GAIN"のノブを引くとEQ(イコライザー)回路と繋がる機構になっており、ギター直結でもそこそこ使える音を出してくれます。

フットスイッチを繋がない状態では、ノーマルチャンネルとブースとチャンネルが連結されており、両方のチャンネルを微妙に調整する事で、音のバリエーションが大きく広がり、これも3210最大の特長となっています。

バックパネルは今の時代と比較すると非常にさびしく、左からセンド・リターンジャックにラインアウトジャック。　
ラインアウトジャック(スピーカージャック)は二つ有るがインピーダンスの切り替えスイッチは無く、4Ω～16Ωの間で使う事が出来、そのようなアバウトさもトランジスタアンプのメリットです。

バックパネルを外して見えるシャーシは至ってシンプルで、2個のパワートランジスタと冷却用の大型フィン、　そして大きなパワートランスが100Wの大出力を支えています。
しかし、パワートランスがあまりにも重く端の方に付けられている為、ハンドルを持って持ち上げた状態ではトランス側に大きく傾き、かなり持ちにくいです。